「そうだとしても。この業界では、
嘘をついていないことが大事なんだよ。
勝手にそう思われてただけで、
あくまでも自分から言ってませんっていう。」

「うーん、そうなの？」

「そーなの。そういうものなの。
でもさーちゃんがそう思うなら
メンバーにはちゃんと話した方がいいと思う。
そうしたらみんなで一緒に
さーちゃんを守っていけるし。」

「今更そんな話したら
みんな変わっちゃわないかな？」

「俺の仲間達はそんなやつじゃないよ。」

「ありがとう、かーくん。たくも。」