今日は球技大会の日。


「美和、起きろ。」


いつものように、美和を起こす。


「んっ。おはよう。」


「おはよう。」


相変わらず、俺のキスで起きる美和。


「練習の成果、見せろよ?」


「・・うん。」


昨日まで、龍矢は私のシュート練習に付き合ってくれた。


でも。


なにが練習よ。


片手は私の手に。


もう片手は、私の腰。


おまけに、一本決めるたびに私の唇を奪っていった。


ただ単に、私に触れたかっただけじゃない。