「誰が悪くないって?」


「わっ龍矢。おかえりなさい。」


いつの間にか、龍矢が後ろに。


「ただいま。」


あれ?


怒ってない?


よかったって思ったのもつかの間。


「さぁ、美和さん。説明してもらおうか?」


きゃー


やっぱり怒ってる。


こめかみピクピクしてるよ。


「えっと。なんだっけ?」


ちょっととぼけてみた。


「お前とあの転校生の関係だよ、バカ。」


「ちょっ、バカとはなによ。バカとは。」