「なっ・・・!?」


「恋愛感情が働くのは、普通だろ?」


「待って。どこ行くんですか?」


「美和を追いかけるに決まってるだろ?1人でパニック起こしてるだろうからな。」


そう言うと、俺は保健室を後にした。


「待ってください。俺が先にみーちゃんを見つけます。」


「勝手にしろ。」


「勝手にします。」


悪いけど。


お前に美和を渡すつもりはない。


これっぽっちも。


さて。


美和はどこ行った?


どうせ。


一人で泣いてんだろ?