えっ?


「あっ、ごめん。俺、癖なんだ。」


「うんん。」


びっくりした。


龍矢とまったく同じことされたから。


「血、止まった?」


「うん、大丈夫。」


危ない。


龍矢にこんなとこ、見られたら。


って、なんか視線を感じる。


まさか・・・ね?


後ろを振り向くと、龍矢の姿。


えーいつ来たの?


しかも、そうとう怒ってる。


こっちに向かって、来いってしてる。