もうすぐ夏休みも終わり。


今日は1日龍矢と一緒。


別にどこに行くわけじゃない。


ただ同じ空間にいるだけ。


それだけで、私は。


大きな安心感。


満足感に浸れる。


「美和。」


「ん?」


「夕方から花火見に行くか?」


「花火?」


「ああ。」


「でも・・・」


誰かに見られたら・・・


「大丈夫だ。ここからは少し遠い。誰も来ない。」