「ねぇ、そう言えば明美ちゃんの話はどうなったの?」


「あれは、半分ほんまで半分はウソ?…やねん。多分。」


「どういう意味?」


「その…、デートに誘われたんはホンマの話やねん。」


「…で?」


「なんか口調が急に恐くなった気がすんのは気のせい?」


「うるさい。早く続き言って。」


「は、はい。
まぁ、誘われてたんやけどすぐ断ってん。
けどこれ利用出来るんちゃうんって悪い考えを思い付いてもて、ヤキモチ妬くかどうか知りたくて、デート行くってウソ言うてん。
ゴメンな。」


「ほんと最悪だよ。
私めちゃくちゃ焦ったんだから。」


「や、だから俺こんな小細工アカンおもたから美鈴にメールしたんや。」


「そっか。ま、結果的に良かったからいいけどね。
あ、淳クンに言い忘れたコトあった!!」


「なんやぁ?」






「大好き!!!!!」




◎これでほんとに終わり