ミミが目をさますと、そこは大きくてきれいなお城の中でした。
「ここは……?」
ふしぎにまわりを見まわすと、やわらかい光があたりを包んでいました。
「ようこそ、ルミナリア王国のプリンセスアカデミーへ!」
ふわりと声がして、フロラがにっこり笑っています。
「ここでは、本当のプリンセスになるための試験があるの。きみも特別な候補生のひとりだよ」
ミミはドキドキしながら、広いホールに入っていきました。
そこには、すでにほかの候補生たちが集まっています。
その中に、ピンクのドレスを着て、きれいなリボンをつけた女の子がいました。
「わたしはロゼ。プリンセスになるためにがんばっているの」
ロゼはちょっとだけじまんげに言いました。ミミはその自信にちょっと緊張します。
すると、先生の魔法使いが舞台にあらわれました。
「みなさん、最初の試験を始めます。止まってしまった時計塔の時間を取り戻すことができたら、次の試験に進めます」
みんなの目がキラリと輝きました。
●クイズ・謎解き要素
塔の中には古い文字で書かれた「まほうのことば」のヒント:
「とけいを動かすには、『T・K・D・S』をそろえること」
→これが何の略かを考える(答え:とまっていた こころが うごく ダンス それをさがそう)
「時計塔の中には『まほうのことば』のヒントがあるそうです」
先生が古い巻物を開くと、そこにはこんな文字が書かれていました。
「とけいを動かすには、『T・K・D・S』をそろえること」
みんなは首をかしげます。
フロラがミミにこっそり教えてくれました。
「これってね、まほうの言葉のヒントなの。Tは“とまっていた”、Kは“こころが”、Dは“うごく”、Sは“ダンス”。」
ミミはじっと考えました。
「とまっていた こころが うごく ダンス……?」
それはつまり、心が動くダンスをさがすということ。ミミは、自分がバレエ教室で踊ったときのことを思い出します。みんなが笑って、手をたたいてくれたあの時間。
「わたしにもできるかもしれない……!」
ミミはステップを踏みながら、やさしい気持ちを思い出して、ゆっくりダンスをはじめました。
すると、時計塔の大きな針がゆっくりと動きはじめ、止まっていた時間がもどりました。
みんなが歓声をあげて、ロゼも少しだけ笑顔になりました。
「すごいよ、ミミ!」
フロラもほほえんで言いました。
「心を動かすダンスは、きみの夢とおなじくらい美しいよ」
ミミは胸があたたかくなりました。次の試験に進むために、もっとがんばろうと決めました。
「ここは……?」
ふしぎにまわりを見まわすと、やわらかい光があたりを包んでいました。
「ようこそ、ルミナリア王国のプリンセスアカデミーへ!」
ふわりと声がして、フロラがにっこり笑っています。
「ここでは、本当のプリンセスになるための試験があるの。きみも特別な候補生のひとりだよ」
ミミはドキドキしながら、広いホールに入っていきました。
そこには、すでにほかの候補生たちが集まっています。
その中に、ピンクのドレスを着て、きれいなリボンをつけた女の子がいました。
「わたしはロゼ。プリンセスになるためにがんばっているの」
ロゼはちょっとだけじまんげに言いました。ミミはその自信にちょっと緊張します。
すると、先生の魔法使いが舞台にあらわれました。
「みなさん、最初の試験を始めます。止まってしまった時計塔の時間を取り戻すことができたら、次の試験に進めます」
みんなの目がキラリと輝きました。
●クイズ・謎解き要素
塔の中には古い文字で書かれた「まほうのことば」のヒント:
「とけいを動かすには、『T・K・D・S』をそろえること」
→これが何の略かを考える(答え:とまっていた こころが うごく ダンス それをさがそう)
「時計塔の中には『まほうのことば』のヒントがあるそうです」
先生が古い巻物を開くと、そこにはこんな文字が書かれていました。
「とけいを動かすには、『T・K・D・S』をそろえること」
みんなは首をかしげます。
フロラがミミにこっそり教えてくれました。
「これってね、まほうの言葉のヒントなの。Tは“とまっていた”、Kは“こころが”、Dは“うごく”、Sは“ダンス”。」
ミミはじっと考えました。
「とまっていた こころが うごく ダンス……?」
それはつまり、心が動くダンスをさがすということ。ミミは、自分がバレエ教室で踊ったときのことを思い出します。みんなが笑って、手をたたいてくれたあの時間。
「わたしにもできるかもしれない……!」
ミミはステップを踏みながら、やさしい気持ちを思い出して、ゆっくりダンスをはじめました。
すると、時計塔の大きな針がゆっくりと動きはじめ、止まっていた時間がもどりました。
みんなが歓声をあげて、ロゼも少しだけ笑顔になりました。
「すごいよ、ミミ!」
フロラもほほえんで言いました。
「心を動かすダンスは、きみの夢とおなじくらい美しいよ」
ミミは胸があたたかくなりました。次の試験に進むために、もっとがんばろうと決めました。



