続・バーテンダーズ - Life with Cocktails -

砂糖がほんのりピンクに染まった淡いフラミンゴ色の可愛いカクテルだった。

(あ、息、止めてた)
「か、
カッコイイー!!」
友人が大喜びしはじめる。不本意だが同感だ。私も内心ではこんな感じだ。
「ねぇねぇ、アールさんてモテますよね?」
「弟にね」
「え、ブラコンなんですか? 可愛いー!!」
「弟が可愛すぎてそりゃブラコンになりますよー」
「えーっ!!
弟さん見てみたーい。似てるんですか? イケメン兄弟なんでしょ?」
「ねぇ、あんた、やめてよ。恥ずかしいよ」

どんどんテンションが上がっていく友人を私はやんわりいさめる。なんで私っていつもこんな役割なの? いつまでこの子の面倒見なきゃいけないの?
(もういやだ)

「はしゃぎすぎだ。アール」