パラノイア境界線





……気持ち悪い。



母親の喘ぎ声も
男の責める言葉も

聞きたくない。
聞きたくなかった。


いつも耳を塞ぎながら朝がくるのを息を潜めて待っていた。


ママ、早く戻ってきて。