土曜日の昼
ピンポーン
「健太!友達やで〜」
今日は珠里が2人でいたいって言ってきた
雅樹と篤史に断りの電話をいれておいた。
「よぉー!」
「…なぁ‥‥。」
浮かない顔の珠里
「ん?! 」
俺は靴を履きながら珠里の顔を見る
「…健太のお母さんに、あたしと付き合ってること言ってないん??」
「何で?別にいちいちそんなん言わんし。」
若干、珠里がムッとしてる
女ってこんなことにこだわるのか?
「………」
「どこいく?」
「‥‥どこでもいい(怒)」
「何やねん(怒)言わんからって怒んなや」
「何で言わんの?あたしら付き合ってんねやろ?」
気い遣うの面倒
「わかった。(怒)珠里と付き合ってんねんって言うたらええんやろ!!」
俺は珠里の手を引っ張って家に戻った。
「母さん」
俺と珠里はリビングのソファーに座った。



