絵がある。額に入っている。
時には反発したくなる磁石のようであり、時には自分自身かと錯覚する鏡のようでもある。
見つめ合っている。
無生物と。

数コンマ単位で動くインターネットの世界に、罵声と嘲笑の現実世界に疲れた時にひとり絵と向き合う。
そのほんの1時間程度の時間が癒しだ。
また、明日から仕事とインターネット上の付き合いもほどほどに頑張ろうと言う力を培うための場所でもある。
「静寂」と言う皮膜に包まれしばし庇護される。
それはまるで鳥の雛が卵の中で親鳥の羽に守られているような感覚だ。

コツ、コツ。