どうして...魔法が当たった感触はあった.....
まさか...
『 さぁ?なぜでしょう♪』
...まさか本当に...
妖なのか?いやでも、魔法を使わなければ見えないはずだ...つまり
『 半人半妖か?』
しばしの沈黙が起こる。
『 大正解♪』
...なぜこんな軽い感じで言えるのか。やっぱりこいつは胡散臭い。はぁ...
『 ほんとうに半人半妖か?お前が言うと胡散臭いんだが』
そう言って睨みつけてみる。まぁこいつには効かないか。
『 失礼だなぁ...まあその睨みつけた顔は好きだけどね?』
...胡散臭っ...こいつと関わるといい事なさそうだ。
『 はぁ...お前といると嫌な予感するからついてくるなよ』
さっさと離れよう。
『 えぇー!酷くない?ねねっ!そういえば名前なに?教えてよぉ♪』
はぁ...こいつに嘘教えてもいつかバレそうだなぁ...
『 カーシーだよ...これでいいか?』
そいつは穏やかな顔で言う。
『 いい名前だね』
お前が穏やかだと変だわ...とか思いながら立ち去る。