目の前にサッと、薄い茶色の四角のレースペーパーを引かれ、
食べやすくカットされた白桃や柿、サクランボ、それにホイップクリームで飾りつけられたプリンの乗ったガラスの器と、
木のスプーンがそこに置かれる。
(白くて細くて、きれいな指だ)
俺はきれいに飾りつけられたプリンより、エルさんの指に見とれてしまった。
細くて長い指。白魚の手だ。指先は丸く、
つめはきれいな楕円形で、うっすら桜色をし、ピカピカしていた。
きっと、みがいたあとに、透明なマニキュアを塗っているのだろう。
「では、ミモザをお作りいたします」
食べやすくカットされた白桃や柿、サクランボ、それにホイップクリームで飾りつけられたプリンの乗ったガラスの器と、
木のスプーンがそこに置かれる。
(白くて細くて、きれいな指だ)
俺はきれいに飾りつけられたプリンより、エルさんの指に見とれてしまった。
細くて長い指。白魚の手だ。指先は丸く、
つめはきれいな楕円形で、うっすら桜色をし、ピカピカしていた。
きっと、みがいたあとに、透明なマニキュアを塗っているのだろう。
「では、ミモザをお作りいたします」



