この日、久しぶりに夢を見た。


懐かしいような、楽しいような、温かい夢。


私は、堤防に腰をかけてて海を眺めてた。


すると、何人かの人が私を呼んだ。


私は、その人たちのところに行こうとするんだけど何故か急に足に力が入らなくて転けていけなくなるっていう夢。


なんか、妙に現実味のある夢だった。


そんなことを考えてるうちに朝ごはんがきた。


「うん！今日のご飯もおいしそう！」


私は、食べることが何よりも大好き。


さてと、ご飯を食べるか、、、


そう思ったとき、お母さんが病室に入ってきた。


「夏美、おはよう。着替え持ってきたよ」


朝早くにきてびっくりした。


「うん。でも、いつもより早いね」


お母さんは、少し驚きながら


「うん、そうよね、早かったよね、、、あ、でも、バス時間改正になって病院行きの時間がなかったから、、、。」


「うん、そうなんだ、、、お母さんなんかいつもと違う感じがする。なんか変だよ？」

「そうかな？いつもと同じだよ？夏美こそ大丈夫？ちゃんと眠れてる？食べれてる？」


お母さんは慌てて言った。


なんだかいつもと違う感じのお母さんに少し違和感を感じながらも朝ごはんを食べた。