Shine×Shine!! ~光が交わる場所で~

鏡の前で、そっと深呼吸した。

制服じゃない。

ステージ用に選んだ、白いブラウスと淡い水色のスカート。

髪も、ちょっとだけいつもより気合いを入れて巻いてみた。

「……大丈夫、だよね」

誰に向けるわけでもない言葉を、ぽつりとつぶやく。

緊張してる。
ちゃんと歌えるか不安で、手も足も冷たくて、
だけど、どこか胸の奥がふわふわしてる。

これは、初めて“誰かに聴いてもらう”ステージ。

玄関に立ったとき、ママが「がんばってね」って笑ってくれた。

その言葉だけで、ほんの少しだけ、背中が押された気がした。