隠れ美少女とクール系男子

「でも! 私はこのまま笑顔でいられなくなるのはやだ。二人も、ずっと人間不信で人とかかわらなくて家に引きこもっている娘なんて嫌でしょう?」

「そんなことないけど……」



 二人は複雑そうな顔をする。きっと親として素敵な笑顔が見たい反面、無理をさせたくない気持ちもあるのだろう。

 やがて、私の決意の目に負けたのか提案をしてきた。



「……よし。なら、夢月学園に入学してみないか?」

「あなた!?」

「まぁまぁ、愛笑も人間不信を克服したいと言っていることだし」

「で、でもあそこ偏差値高くない? 愛笑が勉強についていけるか心配だし人間関係も……」

「何言ってるの、お母さん。わたし、2歳年上の兄ちゃんよりも頭がいいんだよ? 今は高校生の範囲を予習しているんだし」

「そうだぞ! なんせうちの娘は天才だからな! はーっははは!」

「…………それに、お母さんは人間関係がどうのこうの言っているけど、それを直したいから相談したの」

「俺は無視かい?」