隠れ美少女とクール系男子

────でも、その希望はあっさり粉々になった。

 二人はありもしない噂を流して中学からわたしを追い出した。それから私は不登校になったのだ。



「まぁ、勉強自体はそこそこできる方だから問題ないと思うけど。不登校とは言え、ちゃんと予習復習をしているし」



 でも、さっき幼い頃の夢を見てもう一度笑ってみたいと思った。そのためには人間不信を何とかして克服しなければならない。



「相談してみようかな、お母さんとお父さんに」



 そう思った私は、まずリビングでご飯を作っているであろうお母さんに会いに自分の部屋から出た。ついでにご飯も食べに行く。

 二階から一階へ降りると、お昼ごはんのいい匂いがした。



「あら、愛笑起きたのね。おはよう」

「うん……おはよう、お母さん」



 にっこりと笑顔で挨拶をしてくれたお母さんにわたしも挨拶を返す。

 すると、なにかを察知したのか二階からドタドタと階段を降りる音がしたと思ったらわたしに飛びついてきた。