隠れ美少女とクール系男子

 しん、とした部屋の中で私はそうつぶやく。でも、人と関わりたくない。でも関わったりしないと自然に笑うこともできないままだろう。

 あの日から何を見てもしても笑えなくなった。心は笑っているのに顔は笑ってくれないのだ。

 ふと、時間が気になり時計を見ると正午を指していた。今日は平日。遅刻……というわけでもない。

 わたしは不登校だ。行こうと思っても体が言うことを聞かない。拒否反応が起こるのだ。

 理由は分かっている。入学した先に"二人"がいるからだ。

 中学に入る前、ちょっとした事件があり完全に人が信じられなくなってしまった。いわゆる人間不信というものだ。

 前々から人間不信だったが、二人は大丈夫だと思っていたけど裏切られたから体が拒否反応を起こすんだと思う。

 それでも諦められなくてあえて同じ学校に入学した。少しの希望をいだいていたんだ。