隠れ美少女とクール系男子

 わたしは、お母さんから弁当と一緒についてきたメガネをさっそくつけてみる。

 ……うん。初めてメガネを付けたから違和感がある。



「おぉ! 愛笑の可愛さがちょうどよく隠されている……!」

「ほんとねぇ〜。これなら変な虫がつかないし……それにしても見事な地味子が出来上がったわぁ」



 何やら二人が私を見ながらコソコソと話している。え、なに? 怖いんですけど。



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 家を出る時間になったので、二人に見守られながら学校へと向かう。

 数分歩くと、私と同じ制服に身を包んだ人を見るようになった。道はあっているようだ。

 そこからもう少し歩くと、校舎が見えてきた。というか……。




「なにこれ……ほんとに学校なの? デカすぎでしょ」



 中高一貫らしいから大きいのはわかるが……ここまで大きいとは思わなかった。

 とりあえず、正面玄関から校内へ入る。……中もなかなかきれいだが。数日しか通っていなかった前の中学校とは全然違う。