過つは彼の性、許すは我の心 弐



 私は無垢なヘーゼルアイを見つめる。

 不純な事を沢山しているのに、不純物の1つも見られない澄み切った泉の様な瞳。

 気持ち新たに「獅帥君」と呼び掛ける。


「…どうした?」

「さっきの話なんだけど、」

「さっき?」


 私まで口調がゆっくりになって来た。いやダメダメ勢いで言おう。


「偶にこうやって一緒に寝よう」

「…」

「勿論何もしないで」

「何も?」

「まあ話ぐらいはしようよ。黙っているの気不味いし」


 健全な事を学んでもらおう。

 自分でもこの考えに自信がないけれど、先ずは私がその取っ掛かりになっていく…のがベストかな?

 ただこの一緒に寝るプラン夏休みを終えた後どうするかだか…今は何も考えない。(後の自分に託すぞ!と他力本願ならぬ未来の自分本願)


「寝るまでこう言う話しをしたり、その日あったどうでも良い事を伝えてあったり、とか」

「その日あったどうでも良い事…」

「そんな難しく考えなくていいよ」


 好きなモノもいまいち分からないのに、どうでも良い事を話すのって結構厳しいよね。

 どうしよっかなと思っていたら、


「…テーマを決めてくれないか」

「テーマ?」


 学校の課題みたいな事を言い始めた。


「例えば?」

「現国の話をする…とか」

「本当に課題みたいだね」

「…」


 ちょっと自分でも思っていたのか、眉を寄せてしまっている。ヤバい面白い。