ルイ君がハイハイ出て行った出て行ったとトイレからるり先輩を出してくれて(私への凄い一睨みはあったが)ホッと胸を撫で下ろす。
「ねえルイ君」
「どうしたの?」
機嫌良さそうに私の姿を見つめるルイ君は、可愛らしく小首を傾げる。
今はトイレから出てルイ君と集合場所となった喫茶店へと向かっている所だった。(グループラインでルイ君を見つけた事は早速報告して、洋直ちゃんがいる喫茶店を勝手に集合場所にした)
「助けてくれてありがとう」
「どういたしまして」
「…ルイ君」
「ん?」
「さっきの話何処まで知ってる?」
手を繋ぐルイがピタリと止まる。
「…大体察しはついているよ」
「そっか」
ふわふわして掴み所が無いルイ君は、分かっていない様に見せていつも分かっている。
ぱっとルイ君から手を離す。
背の高いルイ君を見上げながら、
「あのねーーー…」
私に最近起きた事を簡潔に伝えた。顔が見れなかった。
「思った以上にややこしい事になっているね」
「…」
呆れるよね、やっぱり。
自分が傷つく原因となった少女とよく似ている少女とまた、付き合い初めて、剰え仲良くすらなろうとしている。
「ごめん…」
辛い時期を支えてくれていた家族からすれば、大馬鹿者と言いたくなる事だろう。
ドレスをギュっと握れば、重ねられる手。
「つーちゃんがやりたい様にやればいいんだよ」



