「…」
だ、黙っちゃった。
ででも!かなり強引理論を振り翳したけれど、本当に渚君達なら大丈夫だと思う。
洋直ちゃんが心から良いと思える様な方向に、渚君達なら根気よく付き合ってくれると思う。いや間違いない!
そんな風に心で言い訳していたら、
「…ふふ」
洋直ちゃんが笑い始める。
「ど、どうしたの?」
「あの、お礼を言おうと思ったのに、また唐堂先輩に助けられたなあと」
不思議な反応を返されて思わず「…いや全然助けてないよ?渚君達に押し付けている感じになっているし…あ、勿論愚痴ぐらいなら付き合うからいつでも言って!」と言い訳の様に言って見れば、
「ふふっ…はい」
と、見惚れる様な笑顔で返事をするもんだから、やっぱり洋直ちゃんは渚君達の家族なんだなあと思ってしまった。
「あ、ここですよ喫茶店って…凄い並んでますね」
「人気なんだね」
結構重めな話をしていれば、着いていたらしい。
本格喫茶店とは聞いていたけれど、隣のクラスの所まで列を作っている所を見るに大反響なんだろうな。
列に並べば喫茶店のウエイターの格好をした人に人数を確認される。一応獅帥君達が戻って来る事を考えて4人と伝えた。
そして、
「あのごめん洋直ちゃん。トイレに行って来てもいい?」
実は大分前から我慢していたんですはい。
「じゃあ私はここで並んで待っていますね」
洋直ちゃんに甘えて早々にトイレへと向かった。



