過つは彼の性、許すは我の心 弐



『学生がする事になっているので気にしないで欲しい』と鉄将君が獅帥君の援護の為にそう言うと『…承知致しました。では梱包させて頂きます!』と言って、責任者の男が従業員を呼んで作業を始めた。


…まあここが落とし所だろう。


『どれくらいで終わりそうですか?』

『1時間程度掛かりますが…もしかしてお急ぎで?』

『いえ!その間少し他の場所を見て回ろうかと思って』

『では案内人を』

『ああ大丈夫です!ね獅帥君?』

『ああ…』


 と言う事があって、一緒に来ていた鉄将君以外のクラスメイトとは1時間後に集合で解散となった。


「大変やったなつづ」

「笑い事じゃないよ凌久君」


 居心地の悪いデパート外に出て、少しだけぶらつこうと思ったらバッタリ凌久君(with凌久君のクラスメイト達)と出会した。

 彼等も買い出しの為にここのデパートに来ていて、凌久君達はもう買い出しが終わった所だったらしく、


『おーい土師どうした?』

『悪い、俺こっちと行くわ〜』

『分かった〜』

『分かったじゃなくない?駄目でしょう』

『もう買う物も買うたし、俺らは少し見て回ってから帰ろって所やったさかいいけるー』

『それならいいけど…』


 凌久君ともこんなやり取りの末に合流する事になった。