客観的に見て血の繋がりの無い男女が会いたいと言い合って、一緒に寝ている発言を聞いて、尚且つ抱き締められている現状。
…私でも付き合っているって思うわ。
「五月蝿い…」
「獅帥君?」
そこで顔を上げた獅帥君。
目つき悪くジロリと周囲を見渡すと、興奮していた周囲の熱が一気に冷めた。
寝起き元々機嫌良くないし、仕事疲れもある獅帥君。
背の低い私に抱き付いてだと寝辛いだろうし。
「ごめんね、獅帥君。家帰ろ」
「…」
コクンと頷く獅帥君は私の手を握る。就寝トークの時にもやる様になってから癖になっているな、コレ。
兎にも角にも、獅帥君を寝かせてやらねば。(後天條の誰かしらに連絡を取らねば)
「ごめん皆んな今日は、」
と言い掛けて、
「ーーー巫山戯ないでよ!!」
大きな声で遮られる。
遮ったのは「ユウナ!マジ止めなって!」「そうだよ止めよ!」と彼女らに言われるユウナで、先程よりも強く全身で怒りを露わにしていた。
私そう言えば、ユウナと話すつもりで立ったんだ。(獅帥君インパクトが強過ぎて吹っ飛んでいた)
ユウナは指で私を指しながら、唾が飛びそうな勢いで私に言葉を投げ付ける。
「アンタはどうでもいいって顔をしてたけど、ずっと円嘉は気にしてた!」
「…どうでも良いなんて思ってなかったよ」



