過つは彼の性、許すは我の心 弐



「綴」

「ん?」


 獅帥君の背中を撫でながら、何故かポカーンとする隣に座っていた友人に「どうしたの?」と聞いてみる。


「本当にどうしたの?」


 近づいて来て、私達をジロジロ上から下まで見つめながら、


「…本当にどうした?ですって?」


 プルプルと震えるているので「お、怒ってる?」と聞いたら、「怒ってるわー!何だこのイケメンは!!」と怒鳴られた。

 火を噴く様に皆んなが、


「唐堂が男連れで帰って来たぞー!」

「唐堂って誰?」

「普通に格好良いじゃんー!羨ましいー!」

「名前は?家族は?同い年ぐらいの兄妹いない?」

「写真撮らせて〜!」


 正体不明の美男子に皆が食い付く。て言うか唐堂って誰って言った奴何の為にこの会に来たんだよ。


「いつから付き合っていたの!」


 友人が仁王立ちで聞いてくるし、周囲も教えろと言う好奇心が顔に張り付いていた。

 い、いや、


「付き合ってないし…」


 そもそもそうだよ!付き合ってないし!

 そうは言ってみたが、鼻で笑われてしまう。ぐぐ信じて貰えていない。


「一生に寝ようって言ってた!しかもいつもって言ってた!」


 確かに誤解される言い方している。


「こ、言葉のあやみたいな」

「言葉のあや?綴からも会いたいって言ってた!」

「ああ…言ってたなあ私」


 自分のうっかり発言する癖を治したい…!