「綴」
「ん?」
獅帥君の背中を撫でながら、何故かポカーンとする隣に座っていた友人に「どうしたの?」と聞いてみる。
「本当にどうしたの?」
近づいて来て、私達をジロジロ上から下まで見つめながら、
「…本当にどうした?ですって?」
プルプルと震えるているので「お、怒ってる?」と聞いたら、「怒ってるわー!何だこのイケメンは!!」と怒鳴られた。
火を噴く様に皆んなが、
「唐堂が男連れで帰って来たぞー!」
「唐堂って誰?」
「普通に格好良いじゃんー!羨ましいー!」
「名前は?家族は?同い年ぐらいの兄妹いない?」
「写真撮らせて〜!」
正体不明の美男子に皆が食い付く。て言うか唐堂って誰って言った奴何の為にこの会に来たんだよ。
「いつから付き合っていたの!」
友人が仁王立ちで聞いてくるし、周囲も教えろと言う好奇心が顔に張り付いていた。
い、いや、
「付き合ってないし…」
そもそもそうだよ!付き合ってないし!
そうは言ってみたが、鼻で笑われてしまう。ぐぐ信じて貰えていない。
「一生に寝ようって言ってた!しかもいつもって言ってた!」
確かに誤解される言い方している。
「こ、言葉のあやみたいな」
「言葉のあや?綴からも会いたいって言ってた!」
「ああ…言ってたなあ私」
自分のうっかり発言する癖を治したい…!



