過つは彼の性、許すは我の心 弐



 各々ご老人が家に居る人達は家に連絡し始め、私もそう言えばお祖父ちゃん家に帰って来ているじゃんと思い出した。


「私も連絡した方がいいかな」

「一応しておいたら?」


 隣の友人に言われて、大慌てで神様見た?と送ってみる。


「それで分かる?謎の宗教の勧誘みたいになっているけど」

「お祖父ちゃんなら分かってくれるはず!」

「アンタ小説家の孫でしょうが…」


 呆れた様に言われたが、私は心配でそれどころじゃなかっーーーガンッと言う大きな音共に机が揺れた。

 コップが幾つか下に落ちる。


「何でアンタが!アンタだけが!」


 一際ヒステリックに叫ぶのは、円嘉と共犯的な立ち位置だった女…ユウナ。

 グルグルと巻いた一昔前のギャルみたいな明るい色合いの髪をしたユウナは、私をジッと睨む。


「おいだからやめろって」

「黙っててよ!コイツのせいで…!」

「逆恨みとか勘弁しろよ」

「アンタらの方がキッツだわ」

「…っ!」


 ユウナは自分のお仲間にも「やめよ」「折角集まれたんだし」と諌められるが、ドスドスと私に近付く。

 周りの冷めた態度に逆に怒りのボルテージが上がったユウナは、私に一言文句言わなきゃ済まなくなっているらしい。


…しょうがない。


「揉め事は、」

「いいよ。分かった外出てよう」

「唐堂」

「大丈夫」