「そうそう俺ら付いているしな」
「私と兄さんが居れば大丈夫」
「渚君…夏波ちゃん」
私が行くと言ったから着いて来てくれた2人。
「ああもう…仕方ないよな此処まで来たら。唐堂、絶対に無傷で帰るぞ」
「勿論だよ鉄将君。痛いの嫌だし」
目を背け続けて来たモノと対峙しないといけなくなって、埜々ちゃんに背中を押し出されたって言う経緯があるけれど、鉄将君にはちゃんと感謝している。
「俺は悪いけど足手纏いになるから此処で待ってる。連絡は着く様にしてや…充分気を付けてな」
「うん分かった。ありがとう凌久君」
私を傍で守る為に妃帥ちゃんのシンカンになってくれた凌久君。
妃帥ちゃんにもしものことがあった場合は、埜々ちゃんの方から連絡が来る様にしてくれている。
「皆んな行こう」
獅帥君の元へ。



