します、と言いかけた瞬間、
「ーーーいい加減にしろカール。黙ってろ」
ゾワリーーー身体が震える。
一段と重い空気が私の隣から発せられた。
思わず渚君、夏波ちゃん、鉄将君がバッと身体を反転させて、此方をと言うより、惣倉君を見た。
場が一色触発の空気に支配される。
しかし、
「フハハッ…!!心地良い…心地良い…ですよ!影刀様」
カールさんの大興奮声に一瞬にして空気が瓦解した。
「良いですよ影刀様!このカール!一身に怒りを受けさせて頂きます!」
「はあ…」
惣倉君はもう本当に嫌そうな顔をして「はあ…」と溜息を吐く。
「…先輩ごめんなさい怖がらせちゃって」
切り替える様に私に謝ってくれた。
「いや私もいい加減慣れろって話だよね」
私も修行的な事した方がいいかな。
ムキムキのマッチョになって、天條家のよく分かんない大人達をギタギタにしてやって…ううんやっぱり出来なさそう。
「慣れちゃ駄目ですよ、て言うか慣れないで下さい」
惣倉君もムキムキな私を想像出来ないのか、真剣な顔をして私のムキムキ化を止め様とした。
「一々ビビるの鬱陶しくない?」
「ビビっている先輩の方が解釈一致なので、慣れないで下さい」
「そ、そっか…」
今までに無いぐらい真剣な瞳にコクコクと頷くしなかった。
「綴様と居る影刀様は色んな御姿を見せてくれますね」
「そうなんですか?」



