○美結の家(その夜)
美結は朝陽にある頼み事をする為、朝陽に連絡する。
美結「アンソロの漫画のモデルになって欲しいなんて、迷惑かなぁ、あー、でも、もう連絡しちゃったし」

美結がぶつぶつ独り言を言っていると朝陽からの連絡がくる。美結は朝陽からのメッセージを確認する。

美結「え、いいですよってきてる。断られると思ってたけど、言ってみるものだな」


翌日。
○都内のカフェの店内(午前中)
美結は朝陽と都内のカフェで会う。
美結「えっと、モデルの件、引き受けてくれてありがとう。メッセージでも話したけど、アンソロの漫画のヒーローにする予定のキャラのモデルをお願いしたいなって思ってて」
朝陽「なるほど。えっと、モデルって具体的に何をすればいいですかね？　漫画のモデルとかやったことなくて……」
美結「そうだよね。えっとね、私がこれから描く予定の漫画のモデルにするにあたって、朝陽くんのことを知りたくて。容姿は勿論だけど、性格とか、朝陽くんの内面的な部分も取り入れたいなと思っててさ」

美結の言葉に朝陽は真面目な顔で頷く。
朝陽「わかりました。えっと、じゃあ、とりあえず俺のことを美結さんに知ってもらうことから始めればいい感じですかね？」
美結「うん！　それで大丈夫」
朝陽「わかりました。じゃあ、毎週、会う曜日決めときませんか？」
美結「そうだね、私は何曜日でもいけるから、朝陽くんに合わせるよ」
朝陽「じゃあ、火曜と金曜日にしますか？」
美結「うん、そうしよっか」

その後、朝陽と美結はカフェを出て、駅で別れることに。

○駅(昼過ぎ)

朝陽「じゃあ、俺はこっちなので。また、明後日、会いましょう」
美結「うん、今日はありがとうね。またね」
朝陽「こちらこそです。じゃあ、」

朝陽は美結にそう言い立ち去って行く。
美結は朝陽の背を見送ってから、その場を後にした。