○会場の向かい側にあるカフェ (昼過ぎ)
美結は会場の向かい側にあるお洒落なカフェで琉生が来るのを待っている。
時間が経ち、琉生が美結がいるカフェへとやって来る。
変装してカフェへと入ってきた茶髪の琉生と黒髪で琉生より背の高い朝陽。
琉生は店内の席に座る美結に声を掛ける。
琉生「美結ちゃん、ごめん、お待たせ!」
美結「琉生、おつかれさま!」
美結がそう言うと琉生は隣に立つ青年"朝陽"と共に席に座る。
琉生「あ、朝陽、この人が美結ちゃん。俺の幼なじみなんだ。前話したことあったでしょ?」
朝陽「あー、そういえばあったね。この人が琉生が言ってた美結さんか」
琉生から朝陽と呼ばれた青年は美結を見て何かを思い出したかのような顔をする。
美結「えっと、琉生、この人は?」
琉生「あ、俺と同じ大学で、同じ劇団に所属してる友達」
朝陽「えっと、琉生の友達の汐凪朝陽っていいます。琉生から美結さんのことはちょくちょく聞いてます」
美結「そうなんですね」
琉生「あ、そうそう、朝陽。美結ちゃんね、漫画家さんなんだよ!」
朝陽「え、そうなんですか?」
美結「そうです。けど、今、ちょっと上手くいってないんですよね」
琉生「美結ちゃん、俺は美結ちゃんの漫画好きだからね」
美結「琉生…… ありがとうね」
朝陽「あの、美結さん、もし良かったら、連絡先交換しませんか?」
美結「え、連絡先? いいけど」
朝陽「ありがとうございます。えっと、LINEでいいですかね?」
美結「うん、大丈夫だよ。えっと、はい、QR」
美結は向かい側の席に座る朝陽にQRが映し出されたスマホ画面を見せる。
朝陽「追加しました」
美結「うん、じゃあ、これからよろしくね」
朝陽「はい!」
琉生「お二人さん、俺もいるんですけど」
美結「あ、ごめん、琉生」
朝陽「ごめん、琉生の存在忘れてたわ」
琉生「まあ、いいけどさ。んじゃ、そろそろ帰ろっか」
朝陽「そうだな」
琉生の言葉に朝陽と美結は頷く。
美結は朝陽と琉生と共にカフェを出て駅へと向かい歩き始めた。
○駅 (午後)昼過ぎ頃
朝陽「じゃあ、俺はこっちだから。琉生、また明日な!
美結さんも頑張ってくださいね」
琉生「おう、じゃあな!」
美結「ありがとう、朝陽くん」
朝陽は美結と琉生に軽く手を振って立ち去って行く。
美結は琉生と共に歩き始める。
琉生「じゃあ、行こっか」
美結「そうだね、途中までだけど」
美結と琉生は改札を潜りホームへと向かう為、歩き始める。
○美結の家 / (夜)
お風呂上がり、机に置いていたスマホを確認する美結。
担当の編集者から漫画のアンソロの仕事をやってみないか?という連絡の通知を見て急いでパスコードを解除してメッセージを開く。
美結「やってみたいですっと。逃げてばかりじゃダメだよね。私も頑張らないと」
担当の編集者にメッセージを返して、美結は机の上に置いてある液タブを見る。
美結は会場の向かい側にあるお洒落なカフェで琉生が来るのを待っている。
時間が経ち、琉生が美結がいるカフェへとやって来る。
変装してカフェへと入ってきた茶髪の琉生と黒髪で琉生より背の高い朝陽。
琉生は店内の席に座る美結に声を掛ける。
琉生「美結ちゃん、ごめん、お待たせ!」
美結「琉生、おつかれさま!」
美結がそう言うと琉生は隣に立つ青年"朝陽"と共に席に座る。
琉生「あ、朝陽、この人が美結ちゃん。俺の幼なじみなんだ。前話したことあったでしょ?」
朝陽「あー、そういえばあったね。この人が琉生が言ってた美結さんか」
琉生から朝陽と呼ばれた青年は美結を見て何かを思い出したかのような顔をする。
美結「えっと、琉生、この人は?」
琉生「あ、俺と同じ大学で、同じ劇団に所属してる友達」
朝陽「えっと、琉生の友達の汐凪朝陽っていいます。琉生から美結さんのことはちょくちょく聞いてます」
美結「そうなんですね」
琉生「あ、そうそう、朝陽。美結ちゃんね、漫画家さんなんだよ!」
朝陽「え、そうなんですか?」
美結「そうです。けど、今、ちょっと上手くいってないんですよね」
琉生「美結ちゃん、俺は美結ちゃんの漫画好きだからね」
美結「琉生…… ありがとうね」
朝陽「あの、美結さん、もし良かったら、連絡先交換しませんか?」
美結「え、連絡先? いいけど」
朝陽「ありがとうございます。えっと、LINEでいいですかね?」
美結「うん、大丈夫だよ。えっと、はい、QR」
美結は向かい側の席に座る朝陽にQRが映し出されたスマホ画面を見せる。
朝陽「追加しました」
美結「うん、じゃあ、これからよろしくね」
朝陽「はい!」
琉生「お二人さん、俺もいるんですけど」
美結「あ、ごめん、琉生」
朝陽「ごめん、琉生の存在忘れてたわ」
琉生「まあ、いいけどさ。んじゃ、そろそろ帰ろっか」
朝陽「そうだな」
琉生の言葉に朝陽と美結は頷く。
美結は朝陽と琉生と共にカフェを出て駅へと向かい歩き始めた。
○駅 (午後)昼過ぎ頃
朝陽「じゃあ、俺はこっちだから。琉生、また明日な!
美結さんも頑張ってくださいね」
琉生「おう、じゃあな!」
美結「ありがとう、朝陽くん」
朝陽は美結と琉生に軽く手を振って立ち去って行く。
美結は琉生と共に歩き始める。
琉生「じゃあ、行こっか」
美結「そうだね、途中までだけど」
美結と琉生は改札を潜りホームへと向かう為、歩き始める。
○美結の家 / (夜)
お風呂上がり、机に置いていたスマホを確認する美結。
担当の編集者から漫画のアンソロの仕事をやってみないか?という連絡の通知を見て急いでパスコードを解除してメッセージを開く。
美結「やってみたいですっと。逃げてばかりじゃダメだよね。私も頑張らないと」
担当の編集者にメッセージを返して、美結は机の上に置いてある液タブを見る。
