〇美結の家(アパート)の部屋・夕方
ベットの横にある机に突っ伏す美結。
落ち込み気味に一人部屋で呟く。
美結「はぁ…… 連載は打ち切りになるし、筆は乗らないし、このままだと担当編集者さんからも見放されそう」
机の上に置いてあったスマホに通知がくる。
美結は机から顔を上げて、スマホを手に取り、通知を確認する。
美結「あれ、琉生からだ」
通知できたメッセージは琉生からの物だった。
美結は琉生からのメッセージを見る
美結「なになに、えっと、来週の木曜、初めて演者として出演する舞台があるから観に来てほしい。え、凄い! 観に行くって返しとこ」
琉生からのメッセージに返信する美結。
返信をし終えた美結は机に上に置かれている液タブを見て呟く。
「私も頑張らないとな」
〇都内の会場 (外)昼前
美結「うわ〜、人が多いな」
会場の外は沢山の人で溢れている。
美結は会場の中へと入り、指定された席につく。
会場のアナウンスが放送される
女性「まもなく開演となります」
会場の女性アナウンスの声と共に会場内が暗くなる。
照明が消える。
美結「楽しみだな」
舞台上にて演者が出てくる。
美優(舞台、夜明け前の約束の物語は主人公がいる村に賊が来て襲われ、家族を亡くす所から始まった。
帰る場所、大切な家族を失った主人公は全部、奪った賊に復讐するべく剣を取り、賊を探して旅をするという話だ)
美結(凄い……! 演出は勿論だけど、演者の演技が凄まじいな)
美結は舞台を見ながら感動する。
舞台が中盤に差し掛かった頃、美結の幼なじみである琉生が演じる主人公に賊の情報を渡す旅人が出てくる。
美結(あ、琉生だ……!)
琉生は舞台上で主人公である男に賊の居場所を伝えていた。
○舞台上
琉生(旅人)「賊の居場所を知りたいのか?」
主人公の男「ああ、」
琉生(旅人)「西の港の宿屋にいるさ」
琉生演じる旅人は主人公の男にそう言うと、主人公の男は旅人にお礼を述べて立ち去って行く。
舞台は終盤。
主人公の男は宿屋にいる賊の元へ辿り着き、村を襲った賊に復讐を果たし舞台は終わる。
○会場の外(昼過ぎ)
美結は会場の外に出る。
美結「いやぁ、凄いよかった。それにしても琉生、本当に演技が上手くなったな。後で琉生に感想送っとこかな」
美結は一人そう言いながら、スマホを見ると
琉生からメッセージが届いていた。
美結「あれ、琉生からメッセージきてる。なになに、一緒に帰りたいから会場の向かい側にあるカフェで待っててほしい。いいよっ返信っと」
美結は会場の向かい側にあるカフェへと向かう為に歩き始めた。
ベットの横にある机に突っ伏す美結。
落ち込み気味に一人部屋で呟く。
美結「はぁ…… 連載は打ち切りになるし、筆は乗らないし、このままだと担当編集者さんからも見放されそう」
机の上に置いてあったスマホに通知がくる。
美結は机から顔を上げて、スマホを手に取り、通知を確認する。
美結「あれ、琉生からだ」
通知できたメッセージは琉生からの物だった。
美結は琉生からのメッセージを見る
美結「なになに、えっと、来週の木曜、初めて演者として出演する舞台があるから観に来てほしい。え、凄い! 観に行くって返しとこ」
琉生からのメッセージに返信する美結。
返信をし終えた美結は机に上に置かれている液タブを見て呟く。
「私も頑張らないとな」
〇都内の会場 (外)昼前
美結「うわ〜、人が多いな」
会場の外は沢山の人で溢れている。
美結は会場の中へと入り、指定された席につく。
会場のアナウンスが放送される
女性「まもなく開演となります」
会場の女性アナウンスの声と共に会場内が暗くなる。
照明が消える。
美結「楽しみだな」
舞台上にて演者が出てくる。
美優(舞台、夜明け前の約束の物語は主人公がいる村に賊が来て襲われ、家族を亡くす所から始まった。
帰る場所、大切な家族を失った主人公は全部、奪った賊に復讐するべく剣を取り、賊を探して旅をするという話だ)
美結(凄い……! 演出は勿論だけど、演者の演技が凄まじいな)
美結は舞台を見ながら感動する。
舞台が中盤に差し掛かった頃、美結の幼なじみである琉生が演じる主人公に賊の情報を渡す旅人が出てくる。
美結(あ、琉生だ……!)
琉生は舞台上で主人公である男に賊の居場所を伝えていた。
○舞台上
琉生(旅人)「賊の居場所を知りたいのか?」
主人公の男「ああ、」
琉生(旅人)「西の港の宿屋にいるさ」
琉生演じる旅人は主人公の男にそう言うと、主人公の男は旅人にお礼を述べて立ち去って行く。
舞台は終盤。
主人公の男は宿屋にいる賊の元へ辿り着き、村を襲った賊に復讐を果たし舞台は終わる。
○会場の外(昼過ぎ)
美結は会場の外に出る。
美結「いやぁ、凄いよかった。それにしても琉生、本当に演技が上手くなったな。後で琉生に感想送っとこかな」
美結は一人そう言いながら、スマホを見ると
琉生からメッセージが届いていた。
美結「あれ、琉生からメッセージきてる。なになに、一緒に帰りたいから会場の向かい側にあるカフェで待っててほしい。いいよっ返信っと」
美結は会場の向かい側にあるカフェへと向かう為に歩き始めた。