高校に入学して、高校生活にも慣れてきた5月。
私、柊ことねはカフェでアルバイトを始めることにした。
今日は初出勤の予定だ。だから、1日中そわそわしながら、過ごしていた。そうやって過ごしているうちに、とうとうバイトの時間になってしまった。
緊張しながらも、あいさつをしながら出勤した。
「お疲れ様です！」
そうすると、レジにいた男の人が振り向いた。その人は、鼻筋が通り、目がきりっとしていてとても顔が整っていた。そのうえ、身長も高い。一言で言ってしまえば、私のタイプだった。
「お疲れ様です！もしかして今日からアルバイトに入る子？」
男の人に見惚れていると、その人に話しかけられ、我に返った。
「あ、はい！今日からこのカフェで働かせていただく柊ことねです！これからよろしくおねがいします。」