みならいプリンセスとふしぎなカギ~お花の国とまほうのレッスン~

「あっ」
 ふわっ、と花びらをまとった風が、あおいをやさしくおろしてくれました。
 目をあけると、学校の図書館にいました。時計を見ると、お昼休みの時間がおわりそうです。
「きょうしつにもどらなきゃ!」
 にぎっていたカギを首にさげて、もっていた本をもってきょうしつにもどろうとします。
 すると、ハルンの声がカギから聞こえてきました。
「ボクはこのカギにしばらくいることにするよ。みんなにはこの声は聞こえないからちゅういしてね!」
「つまり、ナイショってことね」
「そういうこと」
 あおいはきょうしつにいそいでむかいました。
(ブルーミラであんなにゆっくりしていたのに、こっちのせかいでは数十分しかたっていないなんて。ふしぎだな)
 すぐにチャイムがなって、じゅぎょうがはじまりました。
 しかし、あおいはじゅぎょうちゅう、ずっとブルーミラでのことについてかんがえてしまいます。
 そして、本にはさまっていたお手がみを読んでみました。
※手紙のページ。心理テストがはじまる

『あおいへ
 あなたとお友だちになれて、とてもうれしかったわ
 いつでもあそびにきてね!
 あなたはこのお花の中で、どれがすき?
 どのお花をえらんだかで、あなたがどんなプリンセスになるか
 うらなえるの! この国でゆうめいなうらないよ!
 リリス』
※バラ(赤)、チューリップ(赤に近いピンク)、ブルースター、ポーチュラカ のイラスト
【バラをえらんだプリンセス:じょうねつ! アツい心のもちぬし。どんなことでものりこえられるよ!
チューリップをえらんだプリンセス:思いやり! 心やさしいあなたにたすけられているよ!
ブルースターをえらんだプリンセス:しんじあう心! なかま思いなあなたをたよりにしているよ!
ポーチュラカをえらんだプリンセス:いつも元気! まわりの人を明るいきもちにさせるよ!】
「ふふ、リリスのお手がみ、おもしろい」
 あおいは、リリスが手紙を書いているすがたをかんがえると、くすりと笑ってしまいました。