最強総長に能力買われました!

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「ここだ。」

そう言われて、目の前にある建物を見上げる。

そこはボロボロのカフェだった。


「ここがNoxのアジト…。」


どこかの倉庫とかなのかと思っていたが拍子抜けする。

これ…、勝手に使ってるのかなぁ?


「ねぇ、ここ…って、あれ?」


横を向くと、夜神くんが消えていた。

どこ行ったの!?

見渡すと、夜神くんがアジト(カフェ)に入ろうとしていた。


「空羽、早く来い。」


夜神くんはこっちを見て手招きする。

慌てて駆け寄る。

どんな感じなのかな?
窓はカーテンが掛けられていて中が全く見えない。

段々ワクワクしてくる。

夜神くんがゆっくり扉を開けていく。

中で待ち構えていたのは…


「あ〜!海月くん、やっと来た〜!」

「今日はいつもより遅いね。」

「あっ、夜神さんこんにちは…。」


三人の男の子たちのだった。

一人は可愛い感じの人で、もう一人は大人っぽい人で、最後の一人は大人しそうな感じの人だ。

三人とも中央のテーブルを囲むように椅子に座っている。

驚いて固まっていると、その三人が私に気づく。


「あれ?女の子がいる〜!」

「海月が連れてきたのか?」

「その人って…。」


一気に視線が集まり緊張する。

な、何か言わなきゃ。


「とりあえずそこの席座れ。」


一人で焦っていると、夜神くんが中へ促してくれた。


「う、うん。」


恐る恐る中に入って空いている席に座る。
夜神くんが隣に座って口を開く。