最強総長に能力買われました!

どうしてこんなことになったんだろう。

峰内さんは男子の中でたびたび話題になっていた。

良いところしか噂になっていなくて、本当なのかと疑っていた。

でも、あの夜神さんのお気に入りだし、僕が悲しい時に、優しい笑顔で笑わしてくれた。

そんな峰内さんだからこそ、話してもいいんじゃないかって思った。

すると、いつの間にか相談に乗ってくれって言っていた。

僕は峰内さんの隣に座る。

そして、僕の過去について話し始めた。


「小さい頃、僕はイジメられてたんだ。強そうな名前なのに、弱いじゃん…って。」

「……」

「最初は軽いものだった。わざと転ばせたり、ぶつかったりするだけだった。でも、段々激しくなっていったんだ。流石にみんな気づいてただろうけど、誰も助けてくれなかった。……親友以外は。」

「親友………。」

「親友は、どこにいてもすぐに助けに来てくれた。だから、いじめっ子たちの標的が親友に向いたんだ。僕も助けたかったけど、怖くてできなかった。……また、いじめられるんじゃないかって。」


これ以上話すと涙が出てきそうだ。

この涙は自分がいじめられてたからじゃない。

助けてくれた親友がいじめられてたから。

親友を、助けれなかったから。

そう思うと、こらえていた涙があふれ出てきた。

峰内さんが何も言わずに背中をさすってくれる。

ただそれだけの事なのに、酷く安心する。