最強総長に能力買われました!

二人っきりで助かる…?


「空羽ちゃん、海月の言葉は無視していいからね。」

「おい、それだいぶひでーぞ!」


水渡田先輩に夜神くんが突っ込んでる!


「ぷっ、あははっ!海月くんが突っ込んでる〜!」


朝比奈先輩が吹き出す。

私も、みんなもつられて笑ってしまう。

おかげで夜神くんの言葉をすっかり忘れた。


「あははっ!はぁ、ごめんね、話がそれちゃった。」


水渡田先輩が、落ち着いたのか、話を戻してくれる。


「えっと、特訓の日は二人で決めてね。場所は近くの倉庫でやったらいいよ。海月、案内してあげなよ。」

「ん、分かった。」


夜神くんが素直に頷いている。

夜神くんを手なづけてるあたり、水渡田先輩がお兄ちゃん的な存在になってるのかな?

…かわいい

って、なんでかわいいって…!

いや、気にしない。考えない…。

自分に言い聞かせて冷静になる。


「狼火にMorsの情報を調べてもらう。で、陸と俺は下っ端たちの特訓に付き合おう。もしもの時に手伝ってもらうから。」


水渡田先輩の指示にみんなが頷く。

私は、迷惑にならないように頑張るぞ、と決意した。

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次の日

夜神くんと連絡をとり相談した結果、一度倉庫をみて、できそうだったら特訓しようってことになった。

今は駅で待ち合わせ。

約束の時間の五分前に着くように行くと、夜神くんが携帯を触りながら待っていた。