じゃあ、メンバーたちを連れて行っても邪魔になるだけかも?
「そこで、空羽ちゃんと俺達で一緒に戦うことにした。」
私と夜神くん達で……、ってなんか勝手に決まってない!?
別にいいけど!
「やらないとか言って逃げ出すのは無しだからな。」
夜神くんから釘を刺される。
うぐっ…
ちらっと考えた事が当たってる。
ジト目で見てくる夜神くんがとてつもなく怖く見える…。
「う、うん…!わかってる、よ…。」
笑って怖さを紛らわすけど、段々語尾が弱くなっちゃった…。
「あはは…。海月、そこら辺にしてあげて。」
水渡田先輩がなだめてくれたお陰で夜神くんが目線を逸らしてくれた。
こ、怖かった〜。
胸に手を当ててホッと息をつく。
私は目線だけでお礼を伝える。
水渡田先輩はニッコリと笑って頷いてくれた。
「相手は武器を使ってくるじゃん。戦い方が分からなかったら危ないでしょ〜?だから、それの特訓しようってことだよ〜。」
朝比奈先輩が代わりに教えてくれる。
なるほど。
「海月くんが付きっきりで特訓してくれるから感謝しなよ〜。」
夜神くんが…。
これはいいのか悪いのか…。
なんだか迷惑かけてるみたいでもうしわけない…。
「夜神くん、ありがと〜。迷惑かけてごめんね?」
「…迷惑じゃないから謝るな。それに、空羽と二人っきりになれるから逆に助かる。」
夜神くんが私をみて、ふわっと笑う
…え?

