最強総長に能力買われました!

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
次の日、水渡田先輩から今からアジトに集まるようにというメールが来た。

今日は土曜日だから学校が無い。

私はすぐに準備して向かった。

アジトに着くと、もうみんな集まっていた。


「遅れて、すみません…。」


走っていたから息が切れた。

すぐに息を整える。


「大丈夫だよ〜。僕も今さっき来たところだったから〜。」

「とりあえず座りな?」

「あ、ありがとう、ございます…。」


水渡田先輩に促されて、余っている正面の席に着く。

水渡田先輩が全員揃ったのを確認して、話を切り出す。


「よし、じゃあこれからの動きについて話すね。」


動き…?


「っと、その前に。空羽ちゃんは凶器を持った人と戦ったことってある?戦い方とかは知ってる?」

「え?えっとー、戦ったことはないし、戦い方も知りません。」


すると、みんなが、目線で会話をするかのように、顔を見合わせた。

な、なんだろう…?

水渡田先輩が向き直る。


「じゃあ特訓だ。」


…特訓?


「…どういうことですか?」


説明がなさすぎる。


「えっと、Noxの最大の敵・Mors(モルス)って知ってる?」

「はい。ナイフやバットを使う卑怯なところですよね?」


確かNoxと、Morsはお互い潰そうとしてるらしいけど…。

どうしてそれがでてくるんだろう?


「そうだ。だから俺達が潰そうとしてるんだけど、俺達以外は互角かそれ以下かって位の強さで、勝てるかどうか五分五分なんだよね。」