女の子の名前はアリア。魔法の国に住む、まだまだ半人前の魔女です。アリアの夢はたくさんの人を笑顔にする立派な魔女になること。
今日もお家の庭で、白猫のベルと一緒に魔法の修行の真っ最中。
庭のテーブルには小さな種が置いてあります。さてさて、何が始まるのでしょうか。
「いくよーベル!」
「頑張れアリア!」
(お花が咲いているのをイメージして)
「種よ花になれ。Let’s・magic!フラワー・シード」
アリアは魔法の杖をふってお花の種に魔法をかけました。どうやら花を咲かせようとしているみたいです。種から芽が出てつぼみができました。
もう少しで花が咲きます。じーっと咲くのを待っていると花びらが開き始め、お花が咲いた!っと思ったら中から出てきたのはなんとポップコーン!?
アリアとベルは目を丸くして驚きます。
「な、なんでポップコーンの花ができるのよ!?」
「ごめ〜ん。おやつのこと考えてたからポップコーンの花が咲いちゃったみたい」
「ある意味才能ね」
「ベルったら、そんなに褒めないでよ〜」
「褒めてないわよ。アリアが一人前の魔女になるのはまだまだ先のようね」
「あはは…」
それから何度も挑戦しますが、種は花にならずポップコーンやクッキー、そしてキャンディーの花が咲き続けました。
(なんで全部おかしになるの〜?)
たくさん出来たお菓子はアリアとベルの今日のおやつになりました。魔法は失敗したけど、美味しいお菓子を食べられて2人は幸せな気持ちになりました。
ある日、ルミエール王国のお城からクリスマスパーティの招待状がアリアのところに届きました。
「ベル、クリスマスパーティの招待状だって」
「クリスマスパーティ…!ねぇねぇ、他にはどんな事が書いてあるの?」
「えっとね…12月25日はクリスマスは王女のエミル姫の誕生日で、魔女と魔法使いたちには魔法でお姫様を喜ばしてほしいんだって」
(誕生日の日がクリスマスなんだ。羨ましいなぁ)
「へぇー。アリアで大丈夫かしら?」
「どういう意味よ〜?」
(たくさん失敗しているから、ベルに呆れられたのかな?)
アリアは口を尖らせます。
ベルが何故、イジワルなことを言っているのか。
それは先日、アリアはお花の種をお菓子にしてしまったのでベルは王女様に喜んで貰える魔法を成功させれるか心配しているからです。
だけど、アリアはちょっとの失敗ではへこたれません。
失敗しても次は成功すると信じて努力していくのが、アリアの良いところだからです。
アリアが頑張り屋なのはお友だちのベルが一番知っています。ベルはちょっと心配性なのかもしれません。
「意地悪言ってごめんねアリア」
「気にしなくていいよベル。私、王女様に喜んでもらえるように頑張るね」
「えぇ。一緒に頑張りましょう…!これも修行の一環よ!」
2人はよくケンカするけど、すぐに仲直りして気づけば笑顔になっています。
アリアたちはお城に向かう準備を始めました。
ブルーグレーの魔法服に着替えて、箒と杖を持ちます。ベルはアリアとおそろいのブルーグレーのリボンを身につけます。
リュックにお菓子とジュースを入れて準備完了。
箒にまたがっていよいよ出発です…!アリアの肩にベルがピョンっと飛び乗ります。
「行っくよ〜。箒よ、お空に向かって飛び上がれ。Let’s・magic!フライ・ハイ・スカイ!」
呪文を唱えると箒はお空に向かって飛び上がりました。
「ベル、一緒に届けよう。エミル姫に最高のクリスマスとバースデープレゼントを」
「その意気よアリア」
こうしてアリアとベルはルミエール王国に向けて旅立ちました。
最初に目指すのは雲の迷路。どんな冒険が待ち構えているのでしょうか。
今日もお家の庭で、白猫のベルと一緒に魔法の修行の真っ最中。
庭のテーブルには小さな種が置いてあります。さてさて、何が始まるのでしょうか。
「いくよーベル!」
「頑張れアリア!」
(お花が咲いているのをイメージして)
「種よ花になれ。Let’s・magic!フラワー・シード」
アリアは魔法の杖をふってお花の種に魔法をかけました。どうやら花を咲かせようとしているみたいです。種から芽が出てつぼみができました。
もう少しで花が咲きます。じーっと咲くのを待っていると花びらが開き始め、お花が咲いた!っと思ったら中から出てきたのはなんとポップコーン!?
アリアとベルは目を丸くして驚きます。
「な、なんでポップコーンの花ができるのよ!?」
「ごめ〜ん。おやつのこと考えてたからポップコーンの花が咲いちゃったみたい」
「ある意味才能ね」
「ベルったら、そんなに褒めないでよ〜」
「褒めてないわよ。アリアが一人前の魔女になるのはまだまだ先のようね」
「あはは…」
それから何度も挑戦しますが、種は花にならずポップコーンやクッキー、そしてキャンディーの花が咲き続けました。
(なんで全部おかしになるの〜?)
たくさん出来たお菓子はアリアとベルの今日のおやつになりました。魔法は失敗したけど、美味しいお菓子を食べられて2人は幸せな気持ちになりました。
ある日、ルミエール王国のお城からクリスマスパーティの招待状がアリアのところに届きました。
「ベル、クリスマスパーティの招待状だって」
「クリスマスパーティ…!ねぇねぇ、他にはどんな事が書いてあるの?」
「えっとね…12月25日はクリスマスは王女のエミル姫の誕生日で、魔女と魔法使いたちには魔法でお姫様を喜ばしてほしいんだって」
(誕生日の日がクリスマスなんだ。羨ましいなぁ)
「へぇー。アリアで大丈夫かしら?」
「どういう意味よ〜?」
(たくさん失敗しているから、ベルに呆れられたのかな?)
アリアは口を尖らせます。
ベルが何故、イジワルなことを言っているのか。
それは先日、アリアはお花の種をお菓子にしてしまったのでベルは王女様に喜んで貰える魔法を成功させれるか心配しているからです。
だけど、アリアはちょっとの失敗ではへこたれません。
失敗しても次は成功すると信じて努力していくのが、アリアの良いところだからです。
アリアが頑張り屋なのはお友だちのベルが一番知っています。ベルはちょっと心配性なのかもしれません。
「意地悪言ってごめんねアリア」
「気にしなくていいよベル。私、王女様に喜んでもらえるように頑張るね」
「えぇ。一緒に頑張りましょう…!これも修行の一環よ!」
2人はよくケンカするけど、すぐに仲直りして気づけば笑顔になっています。
アリアたちはお城に向かう準備を始めました。
ブルーグレーの魔法服に着替えて、箒と杖を持ちます。ベルはアリアとおそろいのブルーグレーのリボンを身につけます。
リュックにお菓子とジュースを入れて準備完了。
箒にまたがっていよいよ出発です…!アリアの肩にベルがピョンっと飛び乗ります。
「行っくよ〜。箒よ、お空に向かって飛び上がれ。Let’s・magic!フライ・ハイ・スカイ!」
呪文を唱えると箒はお空に向かって飛び上がりました。
「ベル、一緒に届けよう。エミル姫に最高のクリスマスとバースデープレゼントを」
「その意気よアリア」
こうしてアリアとベルはルミエール王国に向けて旅立ちました。
最初に目指すのは雲の迷路。どんな冒険が待ち構えているのでしょうか。



