「ねぇ、昔、あたしにキスしたことあるよね?」


「え?」


「蓮は覚えてないのかも」



あたしは笑った。





蓮と同じ布団に包まる。






そう、お母さんのお腹の中で




蓮があたしにしたんだよ。






あの時から







たぶん






運命だったんだ。