「…いいのか?」


蓮は布団に横になるあたしに何度も聞いた。


血縁同士の情事。


それは許されることなどない。



「…うん。蓮と一緒だったらイイ」




蓮は、あたしの身体中についた引っ掻きキズにキスをした。

身体中のすべてに。





そしてゆっくりとキスをする。




「…んっ」





好きな人とキスをすると、気持ちイイんだ。





「桜…」






蓮に呼ばれるたび、
触れられるたび、

身体中が熱くなった。






イケナイ事だって解っているけど、






蓮と一つになるのが






泣けちゃうくらい







嬉しかった。