‡SAKURA side‡


蓮が?




…あたしを?




蓮は下を向いた。


「…ごめん」


蓮はそういうと居間から出ようとした。

「…あたしも好きだよ」

駆け寄って抱き締めた。


温かい。


蓮のぬくもり。



好きな人の匂い。



「…兄としてじゃなくて、あたし、蓮が好き」






同じ想い。





ただ、それが





嬉しかった。






ただ、それだけで






強くなれた…