静かな部屋。


雨の音もしなくなった。


いつのまにか寝てしまっていた。


体が痛いし、ダルい。


部屋には宇田川くんの姿はなかった。


起き上がると乾いたあたしの制服と、下着が無造作に置いてあった。


制服に着替えて、下着を鞄に入れた。



玄関から声が聞こえた。


宇田川くん?



廊下と部屋を隔てる扉を少し開いた。


「!!」


宇田川くんが、知らない女の子とキスをしていた。



「今日、泊まりたい」
「あ〜、部屋汚いから掃除させて。1時間したらまた来いよ」

「え〜 一緒にするよ〜?」
「マジで汚いから。掃除おわったら一緒に風呂入ろう」

「やだ////えっち…」
「えっちだよ?ここでシタイくらい…」

「…あんっ」