蛍火のような恋だった


「…すごい。中島くん、かっこいい」

「よっしゃ、一点追加!凪、まじナイス!」

結局中島くんが最後までボールを運んで、無事にシュートを決めて。



チームメイトに肩を組まれる中島くんの涼しげな笑顔が、太陽の下、とても輝いて見えた。


✳︎

屋上で描く絵も、半ば完成に近づいてきていた。

今日1日、中島くんの笑顔が頭から離れなかった。

今日はサッカー部の部活がない日だから、屋上に来るんじゃないかって、どこか期待している自分がいる。


風に揺れるキャンバスの前で、手が止まる。

胸の奥が、突然ぎゅっと締めつけられた。

…あ、やばいかも……