蛍火のような恋だった


少し前から、発作が起きる回数も薬を飲む回数も増えてきていた。

それはつまり、心臓が少しずつ悪くなっていること。

それでも、さっきみたいな今までで1番大きな発作は起きたことがない。

「…はは…こんな調子じゃ、あと半年も持たなかったりして…」

水道からポタポタと落ちる水滴を見ながら、私は小さくつぶやいた。