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「ただいま…」
玄関のドアを開けると、奥からお母さんが顔を出した。
「おかえり、蛍。もうすぐご飯できるわ。お父さんは今日も遅くなるみたいだから先に食べましょう。手洗って、着替えてきなさい」
家に着く頃はすっかり暗くなっていたから、またお母さんに小言を言われると思ったけど、お母さんの反応は思っていたものとは違った。
「うん」
私は力なく笑って、二階に上がっていく。
なんだか今日一日張り切りすぎたせいか、疲労感がすごい。
私はしわになるのも気にしないで、制服のままベッドにダイブした。
小さく息をついて、目を閉じる。
今日もまた、私の1日が終わろうとしている。
"長く持っても、あと半年ほどかと…"

