蛍火のような恋だった


「ふーん」

少しだけ間が空いてから、彼がぽつりと言う。

「…じゃあ、完成したら。俺にも見せてよ」

「……ちゃんと完成できたらね」

私は小しだけ笑う。

そのタイミングで、下校を促すチャイムが校内中に響き渡った。


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校門を出た私たちは、途中まで帰る方向が同じだったから、自然と並んで一緒に歩きだした。