「ふーん」 少しだけ間が空いてから、彼がぽつりと言う。 「…じゃあ、完成したら。俺にも見せてよ」 「……ちゃんと完成できたらね」 私は小しだけ笑う。 そのタイミングで、下校を促すチャイムが校内中に響き渡った。 ✳︎ 校門を出た私たちは、途中まで帰る方向が同じだったから、自然と並んで一緒に歩きだした。