蛍火のような恋だった


「よかった、覚えててくれて。中島くんたち第二深見って言ってたから、また会えたらいいなって。まさか同じクラスになるなんて、びっくり」

中島くんをみつけた時、なんでかわからないけど、すごく嬉しかった。

こうやって一対一で話せている今も、なんだか気持ちが和んでいる気がする。

「中島くん、よくここに来てるの?」

「……別に」

「他にこの場所のこと、知ってる人いる?」

「…いないけど」

中島くんの髪がサラサラと風に揺れる。

風が中島くんの髪をなでていく。
その顔をまっすぐ見つめると、鼻筋のラインとか、唇のかたちとか……いちいち目を奪われてしまう。

本人は気づいてないのかもしれないけど、女子からの人気があっても全然おかしくない。