✳︎
まさか、扉が開くとは思ってもいなかったけど、私は躊躇うことなく目の前に広がる屋上に飛び出した。
「……きれい……」
ぽつりとこぼれた言葉と同時に、ふっと肩の力が抜けた。
鞄がストンと足元に落ちたけど、そんなこと、今はどうでもよくて。
私は駆け出すように欄干へ近づいた。
視界いっぱいに広がる、まるで絵みたいな景色に、思わず息をのむ。
風がそっと頬をなでて、髪を優しく揺らす。
その風を受けとめるように、私は目を閉じて深呼吸した。
ここなら、イヤなことも、泣きたくなる気持ちも、ぜんぶ風がさらってくれる気がする。
「ふふっ。いい場所、見つけちゃったかも」
まさか、扉が開くとは思ってもいなかったけど、私は躊躇うことなく目の前に広がる屋上に飛び出した。
「……きれい……」
ぽつりとこぼれた言葉と同時に、ふっと肩の力が抜けた。
鞄がストンと足元に落ちたけど、そんなこと、今はどうでもよくて。
私は駆け出すように欄干へ近づいた。
視界いっぱいに広がる、まるで絵みたいな景色に、思わず息をのむ。
風がそっと頬をなでて、髪を優しく揺らす。
その風を受けとめるように、私は目を閉じて深呼吸した。
ここなら、イヤなことも、泣きたくなる気持ちも、ぜんぶ風がさらってくれる気がする。
「ふふっ。いい場所、見つけちゃったかも」

